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語りかける風景

今日はヒマだったのでふらっとBunkamuraへ。
ちょっと気になってたストラトブール美術館所蔵 語りかける風景展を見ました。
前回のレンピッカ展に行ったときに知って以来
なんだかんだと行けず・・・
気づけば今週末で終わりなので間に合ってよかった~

とりわけ今のバイト先が美術館だからってわけではなく
Bunkamuraはたまに気になる展覧会があるとふらっと訪れるので
今日もそんなかんじでね。

わたしは美術に専門的な知識なんてもってないし
すごーく有名な人以外は全然知らない。
でも、「絵をみる」のがすごく好きなのはたしか。
そしてあの美術館特有の雰囲気が好き。
普通にチケット渡してもぎられて入るだけなのに、
映画館とかお芝居とは違った気持ちになる。
あの入口で背筋がピンと伸びるかんじとか、少し暗い照明の空間に
スポットライトをあびたりあびなかったりしてたくさんの絵が並んでる景色が好き。

そして面白いことに、知識がないと逆に完璧自分の個人的な好みで
「この絵が好き!」と思う作品に出会える

で、そんな風に何度か美術館に足を運んでるうちに
だんだん自分がどんな絵が好きなのかがわかってくる。

今回もたくさんシロウトながらすごいな~と思う作品はたくさんあったのだけど
「この絵すごい!!」と思った作品が。
なんていう人の作品なんだろうと思って作者を見るとヴラマンクでした。

じつはヴラマンク、高校生の頃このBunkamuraで展覧会をやっていて
初めて出会って、今以上に知識がなかったというのになぜか心打たれた画家なのです。
だからといって彼の作品をたくさん知っているわけでもないし、
だから今回も後付けでヴラマンクの作品だと知ったくらいなのだけど。
つまりはやっぱり好きな画家なんだと再認識しました。

ちなみにわたしの絵の見方と言えば・・・
よく勝手に絵を見てストーリーを妄想して作ります。
人物画だと勝手に台詞をつけたり、風景画だとその景色の向こうに何があるかとか
考えながら見ます。
画家の考えをまるまるシカトしてて失礼だよなと思いつつ・・・
意外と面白いのであまりに混んでない展覧会では一度やってみることをオススメします。
by yukinanako | 2010-07-08 23:47 | odekake